光免疫療法

光免疫療法(PIT)は、光線力学療法 と 免疫療法 を組み合わせた、開発中の新たながん治療法の候補のひとつである。2015年4月にアメリカ食品医薬品局(FDA)から臨床試験開始許可を受け、現在は臨床第3相試験を実施中。

日本人研究者小林久隆氏ががんのイメージングの研究を行っている時に、偶然見つけた反応から着想し、研究を進めた治療法で、理論上 がん 種を問わず末期患者に対しても使用することができる治療法。
特殊な薬剤を与えたがん細胞に、近赤外光線を当てるとがん細胞の細胞膜を破壊し破壊されたがん細胞の残骸に含有されるがんの特異的抗原に免疫反応を起こすため、照射した箇所以外のがん細胞や転移したがん細胞にさえ効果を及ぼす可能性がある。

従来の 標準治療 では、がん 細胞以外の正常な細胞にも影響を及ぼすため、免疫機能 が弱体化してしまうと言う問題があった。また、免疫療法 は 免疫機能 は強化してくれるが、それ自体が がん 細胞を殺す訳ではない。
一方 光免疫療法 では、がん細胞が壊れて減るのに 免疫細胞 を弱まらせることもない。むしろ 免疫細胞 を活性化させることもわかってきている。

現在は、頭頸部がん など、一部の光を当てやすい がん にたいして、臨床実験 が進んでいるが、カテーテル を利用するなどして、腫瘍 のある部位に直接近赤外光線を照射することができれば、理論上すべての 固定がん で使用することができる。

一般の がん 患者に使用することができる様になれば、かぜ を治療する様な感覚で、末期がん を含む全ての がん 治療が可能になると着目を浴びている。

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