重粒子線治療

重粒子線治療(Heavy ion beam therapy) は、重粒子 を用いた 粒子線治療 の一種類です。陽子より12倍重い炭素粒子を用いた放射線治療です。放射線治療 の中で、より 寛解 へ持ち込む事が可能な治療法です。
X線 は、止める深さ のコントールが難しく、体表で多くのエネルギーが奪われてしまいます。重粒子線は、体内深くまでそのエネルギーを留めたまま照射することができるため、正常細胞へのダメージを最小限度に抑え、体内奥深くにある がん 細胞に照射された瞬間に、エネルギー量を最大にすることができる治療です。

重粒子線 は、X線 よりも狙った がん 病巣に併せて 高線量域 を形成することができるため、狙った位置へ照射する事が容易です。そのため、正常細胞へのダメージを、X線 や 陽子線 などを用いる治療法よりも小さくすることができます。
また、重粒子線のエネルギー量は、X線, 陽子線 の2~3倍あり、より大きなエネルギーを腫瘍に照射することができます。
この性質を用いて、病巣の位置やサイズに合わせ、物理的にも生物学的にも大きな線量(影響)を与えることが可能です。

重粒子線治療 は、白血病の様に広域に広がる がん や、胃がん, 大腸がん の様に蠕動運動を伴う臓器の には使用する事ができません。

重粒子線治療 は、それに関わる薬物療法など一部の治療を除き、保険適応外治療となります。また、既に、放射線治療を行った部位へ、再度治療を行うことはできません。

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