播種性転移

播種性転移(Disseminated metastasis: はしゅせいてんい)は、胸腔きょうくう(心臓 や 肺臓 がある、肋骨ろっこつ に包まれているところ)や腹腔ふくくう(胃 や 肝臓, 大腸 などの 消化器 があるところ)など、所属の異なる領域へ 転移 することを言います。

人間の身体には、心臓 や 肺臓 など 呼吸器 を含む胸腔きょうくう と、胃 や 肝臓, 大腸 などの 消化器 を含む、腹腔ふくくう と言う領域があります。それぞれは、胸膜きょうまく, 腹膜ふくまく と言うまくに包まれており(正確には、腹腔ふくくう 内の 臓器 の 全体 または 一部 が、腹膜ふくまく に包まれています。)、それそれを仕切る様に、横隔膜おうかくまく があります。
例えば、腹腔ふくくう内 にある 大腸がん に 罹患りかん している時、胸腔きょうくう中 にある、肺臓 へ 転移 することがあります。この様に、異なる領域に発生した 悪性腫瘍 が、別の領域へ 転移 することを、播種性転移はしゅせいてんい と呼びます。

播種はしゅ と言う言葉は、本来 『植物の種子をくこと。』と言う意味があります。播種性転移はしゅせいてんい には、胸腔きょうくう から 腹腔ふくくう へ, 腹腔ふくくう から 胸腔きょうくう へ、種をくように、別の領域へ 転移 すること。と言う意味があります。

胃がん や 肝臓がん, 大腸がん など、消化器 に 原発巣 がある がん が、腹膜ふくまく転移 することを、腹膜播種ふくまくはしゅ と呼びます。

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