はじめての在宅治療

現在の治療法

僕は、FOLFIRI療法とパニツムマブ(ベクティビックス)を組み合わせた治療を受けていました。
今回から、セツキシマブ(アービタックス)に変更する事になりました。

FOLFIRI療法+α

FOLFIRI療法は、イリノテカン塩酸塩とレボホリナート, 5-FUの急速投与, 5-FUの持続点滴を組み合わせた治療です。大腸がん, 直腸がんでは、第一選択肢の治療効果が得られなくなった際に選択される治療法の1つになっています。
僕の場合、パニツムマブ(ベクティビックス), セツキシマブ(アービタックス)の効果が出やすい体質と言う事が分かっているので、FOLFIRI療法 + パニツムマブ or セツキシマブでの治療を行っています。

3クール目までは、FOLFIRI療法 + パニツムマブで治療を行っていました。内、2クール目はイリノテカン塩酸塩を抜いて治療を行っていました。
イリノテカン塩酸塩は副作用が比較的強くでる薬剤なため、入院して治療される方が多い様です。僕も、入院治療を選択していました。

入院治療を進めつつ、イリノテカン塩酸塩の使用量を調整し極力副作用で出ず治療効果が得られる最適値を探し出す調整も行っていました。現時点では、身長, 体重から求められる最適値の2/3に減らした投与量で、治療効果を得られつつ副作用も抑えられる事が分かって来ました。
と、言っても吐き気止めをたくさん使用しちゃうのですけどね。

治療効果は出ているのだけど

3クール目で終わった時点で、腫瘍マーカーも低くなって来ている事が確認できています。現時点では、治療効果が得られていると言う事の様です。
それ自体は、非常に喜ばしい事なのですが。

体重減少が止まらない

FOLFIRI療法は2週間/1クールなのですが、次のクール予定日の直前まで体重が落ち続けるという状態が続いています。
副作用に伴う食欲不振や、消化器機能が弱ってしまっている事が主な原因なのだろうとは思いますが、それに加えて副作用に伴う精神的なダメージも合わさって食欲低下に繋がっている印象を持っています。

そもそも、40代後半から普段の食事量も落ちていました。40代前半は1人前では足りない程食欲があったのですが。
父親も、同様に若い頃には大食漢でしたが、年をとって食事量が減りスリムになって来たので、遺伝的な要因もあるのだろうと感じています。

そんなわけで、生活管理の中でも体重の増減は大きなテーマになっています。

セツキシマブへの変更

体重が戻らない事がしばしば続いてしまっていたため、本来2週間/1クールの治療が実質3週間/1クールになってしまっていました。
せっかく治療効果も出てきているので、これではもったいないと言う事で、4クール目からパニツムマブに変わってセツキシマブを使用する事になりました。この2剤はとても良く似ていて、治療の途中で切り替える事が可能です。

パニツムマブは2週間/1クールですが、セツキシマブは1週間/1クールなので、FOLFIRI療法を受けない週もセツキシマブだけの治療を行います。セツキシマブは、1剤だけ使用しても効果が得られるため、体重減少に伴いFOLFIRI療法を受けられる週であっても治療を受けることができます。
そして最大の利点は、セツキシマブの副作用は、吐き気がほとんど出ないこと。前投薬の吐き気止めだけで抑え込める程度の吐き気しか出ないので、外来治療で対応することが可能です。

血液検査の結果

先週の金曜日は、イリノテカン塩酸塩を使用した治療を予定していました。先々週は全く問題は無かったのですが、先週の血液検査では白血球が3000を割り込んでしまい、イリノテカン塩酸塩は投与できない事になってしまいました。
幸い、イリノテカン塩酸塩だけを抜いた治療を行う事が出来ましたが。

外来治療へ切り替え

本来、入院治療を予定していましたが、イリノテカン塩酸塩を投与しないのであれば強い吐き気は出ないため、急遽外来治療に切り替える事になりました。

11時過ぎから、約6時間に渡る治療の開始です。6時間はさすがに長い。幸いだったのは、前投薬の吐き気止めの副作用として、強い眠気を伴う薬剤だったので、6時間ほぼうつらうつらとしていました。
5-FUの持続点滴を繋いだのは17時30分近くになっていました。

自宅での持続点滴治療

今までは、持続点滴を含む3日間を入院治療としていましたが、持続点滴は在宅で治療する事になりました。

そもそも、イリノテカン塩酸塩を使用した治療も、外来治療 + 在宅治療に切り替えるべく、イリノテカン塩酸塩の最適量を探っていたので、今回のクールが入院治療最終日になる予定でした。

持続点滴自体は、入院治療でも、在宅治療でも大差ありません。入院治療では、吐き気を感じた時即効性を期待できる、ノバミン点滴を利用できるけれど、在宅では効果がでるのに時間が係るノバミン錠に頼る必要があるくらいの違いです。

持続点滴を在宅で行うと言う事は、ポートから針を抜く作業も看護師さんの指導を受ける事なく、自宅で行うと言う事です。

はじめての針抜き

持続点滴の針抜きを患者本人が行う事はほぼ不可能です。家族の力を借りる必要があります。我が家の場合、妻が行ってくれました。
今までは、看護師さんの指導の元妻が針抜きを行っていましたが、今回は全て自力で行う必要があります。マニュアルを見ながらの作業です。

僕自身、作業の内容を見ることはできない物の、作業の概要は理解していましたが、やはり実際に作業を行う妻が便りです。
マニュアルを読みつつ、少しぎこちない様な手付きで作業を進めます。手順は全て暗記していますが、下手に声をかけるとやり難いだろうな。と思いつつ、妻に委ねます。『まな板の鯉』状態ですから、僕も緊張です。

妻は僕より緊張だったと思いますが。家族の存在は、本当に大きいなと思わされます。

忙しい日々が続く

ここからは、我が家独特の都合の話しです。

12月~1月, 2月前半位まで、僕自身忙しい日々が続きます。自営業と言う事もあり、年末年始の挨拶まわりが続きます。営業活動も兼ねているので手を抜くことはできません。

年があけると、直ぐに妻の両親の一周忌が予定されています。前日から妻の実家へ行く必要があるので、その週は病院へ行く事ができません。長時間の移動も伴うため、万全の体調を保つ必要があるので、その前の週はイリノテカン塩酸塩を使用した治療はパスする予定です。

妻は、税理士事務所勤務のため、2月~3月は確定申告のため、1年の中でも一番過渡期に入ります。そのため、この時期妻の助けを得る事はとても難しい時期になります。
むしろ、家事の一部を僕が積極的に行わないと、妻の体調にも影響が出てしまう。そんな時期になるため、この時期も積極的な治療は厳しい時期になってしまいます。

現実的には、12月中旬~4月上旬までの間の治療は、かなり計画的に行わないと、我が家の中が回らなくなっていまう。そんな時期が始まります。
去年までは、この時期に化学療法を受けて居なかったので問題にはなりませんでしたが、来年はどうなるのだろう・・・ と今からハラハラです。

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