2クール目の化学療法治療を終えて

僕の大腸がんは、リンパ節転移 は起こしていない状態で発見されましたが、血行性転移 により肝臓へ転移してしまい、肝臓の手術を受けました。
肝臓の手術を受ける前に、腫瘍を小さくするために、SOX療法という 化学療法 を4クール受け、術後更に4クールの治療を受けました。

その後、安定していたのですが、骨転移が見つかり、放射線治療 を受けました。この 放射線治療 は腫瘍を小さくすることが目的ではなく、痛みを緩和するための治療でした。

僕の転移は、血行性転移 なため早い時期から、全身にがん細胞が散らばっています。化学療法 によりある程度叩くことは出来ましたが、微細ながん細胞の全てを 化学療法 で治療することは出来ないため、がん細胞が大きくなって来たら、その都度 化学療法 で対処したり、手術療法放射線治療 が可能な状態であれば、集学的治療 により、その都度対処して行く。と言う治療になります。
そのため、僕は 寛解 を望む事は非常に難しく、がん細胞が暴れだす時間を極力少なくする様な治療を生涯続けていくことになります。

がんと言う病気は、とても難しい病気で、単純に治療を行うことができません。そのため、寛解 の状態を迎えることができる人は、僅かで多くの人はがんと共に生きていく人生を過ごす必要性があります。
そう言う意味では、生活習慣病 にとても良く似ています。自分の状態を正しく把握し、必要な対処を続け、より良い状態を、なるべく長い時間続けて行くことが、がん治療の基本となります。

がん治療はどんどん進歩しているため、新しい治療法や治療薬が生み出されています。また、支持療法 と言って、副作用 の予防や対処を行う治療も進歩しています。
様々な治療や運動などを組み合わせて、よりよい状態を維持できる様になっています。今後も、この傾向はどんどん進歩して行くものと思われます。

以前は、SOX療法を利用していましたが、再度転移してしまったため、SOX療法は意味が無くなったため、今は、FOLFIRI療法とベクティビックスと言う薬を組み合わせて治療しています。
先週の木曜日、FOLFIRI+ベクティビックスの2クール目を受けてきました。

FOLFIRIは、イリノテカン塩酸塩と5-FUの急速投与, 5-FUの持続点滴を組み合わせた治療です。それに、ベクティビックスを組み合わせる治療が、現在僕が受けている治療法です。

僕の場合、ベクティビックスが非常に効果を得られる体質をしていることが、以前の ゲノム 判定で分かっているので、治療の主役はベクティビックスです。
化学療法では、1つの薬剤だけを投与するよりも、複数の薬剤を同時に投与して方が成績が格段し良くなる事が分かっています。そのため、ベクティビックスに加えて、イリノテカン塩酸塩と5-FUを組み合わせる方法を取ることになりました。

1クール目は、体重に応じた薬剤を投与しましたが、副作用 が強く出てしまう事が分かったため、2クール目ではイリノテカン塩酸塩を外して、ベクティビックスと5-FU急速投与と、5-FU持続点滴にての治療となりました。

幸い今のところ、この組み合わせの場合強い 副作用 に陥ることなく、過ごすことが出来ています。
2クール目までは、入院治療を選択していましたが、このまま自宅で過ごせる程度の 副作用 しかでなければ、3クール目からは通院治療を選択することができそうです。

FOLFIRI+ベクティビックスは2週間が1クールになっています。次回は11月8日を予定していましたが、11月10日に大切な用事があるため、次回は11月15日を予定しています。
念のため、3クール目も入院の予約を入れてありますが、2クール目の状態と3クール目開始時の診察によっては、3クール目からは通院治療に切り替えて治療することになります。

今でている 副作用 は、ベクティビックスに由来する 副作用 です。ベクティビックスは強い皮膚症状がでると言う特徴があります。

頭部と上半身を中心に、にきび状の発疹が出てきます。痛みを生じる物やかゆみを生じる物など様々です。現在一番辛いのは 口角炎 状の炎症が出ていて痛みが強いです。
口角炎 は、細菌 性の物と 副作用 由来の物を意識する必要があります。副作用 由来の物であれば、ステロイド で対処することができるのですが、細菌 性の物の場合 ステロイド を使用てしまうと悪化してしまいます。
皮膚症状と同時に、骨髄抑制副作用 も出てしまうので、細菌 感染の可能性が通常の状態よりも高くなってしまいます。ベクティビックスを使用すると、口角炎 が生じてしまう人も多いのですが、その要因がどちらに依る物なのか判別できないと、下手に対処することが出来ない。と言う問題があります。
そのため、現時点では薬を使用せずに、様子見状態です。数日経って治らなかったら、ステロイド を試して見ようかな・・・ と思っています。
ステロイド を使用する場合も注意が必要で、完全に治らなくても、ステロイド を使用する日数は2, 3日と薬剤師さんから聞いています。ステロイド は有用な治療薬ですが、過度の使用に注意が必要です。

痛みやかゆみがある発疹も同様で、全てが 副作用 由来の物とは限らないので、ステロイド で対処したとしても、2, 3日で治療を止めて、様子見をする。と言う事が大切です。

その他、全身に皮膚の乾燥やそれに伴う肌荒れが出てきます。基本は保湿ですが、肌荒れが出てきたら ステロイド を2, 3日試して見て、様子見をする。と言う治療になります。

また、爪の周りに炎症が出てくる。と言う特徴もあります。こちらも保湿を行うことが重要ですが、炎症がでてきたら ステロイド で対処です。

毎日の様に、保湿剤を塗り、炎症が無いかチェック。これが、ベクティビックスの 副作用 対応です。
ベクティビックスは、この皮膚症状が出ると、有効な 主作用 も得られている。と言うことも分かる。と言う特徴があるので、皮膚症状が出ればでるほど、がん細胞にダメージを与えている。と言うことが分かるため、日々の 副作用 対処へのモチベーションも維持しやすい。と言う特徴があります。

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