主治医とうまくコミュニケーションがとれない。どうすればいい?

分かっているようで、なにか曖昧ながんに関する素朴な疑問を集めたコラムがあります。
生涯で2人に1人がかかると言われる「がん」。でも、知っているようで、知らない事、良くわからない事もたくさんあります。医療現場に精通したジャーナリストと専門家によるコラムです。

『がんにまつわる素朴な疑問』

主治医とうまくコミュニケーションがとれない。どうすればいい?

患者も、医師もごく普通の人間なので、『相性』と言う物があります。この壁を超えるのは容易なことではありません。また、医師はとにかく忙しい。と言う事を患者側も理解して置く必要があります。十分な時間を取ってコミュニケーションを充実させたいと思っても、それだけの時間が取れないと言う事情もあります。

チーム医療化がすすんでいる

特に大きな病院では チーム医療 化が進んでいます。主治医 以外にも、その分野の専門医, 研修医 などの若手医師、他科の医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、理学療法士などなど様々な分野の専門家が、それぞれの専門分野にたって同等な発言力の中で、一人の患者をサポートする。と言う体制が出来上がっています。
そのため、主治医に十分な時間が無い場合には、例えば若手の医師や、看護師に質問事項を伝おて置いても良いでしょう。どうしても、回答が欲しい時には、『○○先生にお伝え下さい。』などとして於けば、回答を得ることに繋がるかも知れません。

メモを用意する

それでも、外来の時間などに、どうしても聞いて置きたいこと。と言うのが出てくる物です。その様な場合には、質問事項を分かりやすく箇条書きにしたメモを用意しましょう。多くの医師は、患者がどの様なことに不安や疑問を感じているのかを知りたがっています。具体的で整理された質問であれば、僅かな時間でも回答を得られるでしょうし、そのメモから、追加の検査をやってみよう。と言う具体的な診療に繋がる場合もあります。

患者支援センターなどの活用

この様な努力を積み重ねたとしても、どうしても思う様にコミュニケーションが取れない。と言う場合もあるでしょう。その様な場合には、思い切って、患者支援センターの様なところで、話しをしてみるのも良いかも知れません。場合によっては、主治医を変更してもらえる。と言う場合もあるでしょう。

医療スタッフとの信頼関係が第一

がん は長期戦を覚悟しなければならない病気です。最低でも、5年間。それ以上長期に渡りコミュニケーションを取って行かなければならない多くの医療スタッフと、十分な信頼関係を築くことは、とても大切なことです。
医療スタッフは皆とても忙しいですが、その中でも、少しの世間話でもできる様な関係を築けることが、質の良い医療体制を構築する上でも大切なことです。患者側もできる範囲の努力は必要でしょう。