入浴剤を侮るな。温泉並みの効果が期待できるモノの選び方


入浴剤って本当に温泉の代わりの様に考えられるのでしょうか?入浴剤の実力を再確認してみます。

遠くの 湯治場 へ行かなくても、温熱療法 を体験することができるかもしれません。

入浴剤って本当に効くの?

天然温泉との比較は難しいですが、入浴剤は確かに効く。天然温泉の効き目は、正しくは「効能」ではなく、「適応症」と表示される。温泉の効き目は科学的な裏付けがしっかりしていないのが実情なのである。

天然温泉の効能が科学的な裏付けがしっかりとしていないので、入浴剤についても科学的な裏付けは必要ない。と言う風にも読めますが、天然温泉の効能は温泉成分のみに依るのでは無い。と言う事を理解すると、入浴剤への期待が分かりやすくなります。

温泉の効能は、その成分による物だけでは無い

温泉療養 を行うにあたって理解して行うべきこととして、2つが挙げられています。

温泉療養の効用は、温泉の含有成分などの化学的因子、温熱その他の物理的因子、温泉地の地勢及び気候、利用者の生活リズムの変化その他諸般によって起こる総合作用による心理反応などを含む生体反応であること。

温泉療養は、特定の病気を治癒させるよりも、療養を行う人の持つ症状、苦痛を軽減し、健康の回復、増進を図ることで全体的改善効用を得ることを目的とすること。

つまり、温泉の成分だけで効き目があるわけではない。と言う事です。

経験則から、温泉に一定の効能があることがわかる

温泉は自然由来のものだけに、成分は日一刻と変化するものだし、これについては致し方ないともいえます。温泉療養 をはじめとする、温熱療法代替治療 とは少し違うと言われる1つの理由でもあります。自然由来なため、明確な基準は存在しません。

多くの人が感じる様に、温泉につかることでリフレッシュされたり、気分転換が得られる事は分かっています。また、温熱効果 による QOL 上昇も期待する事ができます。
長い歴史の中での経験値から、効き目があるとされていることも多いのも事実です。

入浴剤って?

これに対して入浴剤は、温泉に相当する成分を化学的に作り出したもので、その成分は常に一定です。
そして、お風呂の効果を高める作用として、含有成分によって、血行促進、保湿、保温、清浄、さらに色や香りによるリラックス作用などがあります。

医薬部外品を選ぼう

入浴剤は大きく二つに分けられている。 「医薬部外品」と「浴用化粧品」があります。薬事法で規制されていて、きちんと医学的な「効能」をうたうことができます。(そのほかに、「雑貨」があり、こちらは効能を書くことができません。)

浴用化粧品は、表示できる効能効果について「皮膚を清浄にする」「皮膚を健やかに保つ」「皮膚に潤いを与える」などに限定されている。それ以外の温泉成分と言う意味では、「医薬部外品」を選択することが懸命です。

特に炭酸ガス系に一定の効果が期待できる

もっとも効果が期待できそうだと感じるのは、炭酸ガス系の入浴剤であり、炭酸ガス(二酸化炭素)成分の血管拡張作用で血行が促進され、保温効果も高まり、肩こりなどにも効き目が高いようだ。

硫黄泉の効果が得たいのなら、天然湯の花

草津や登別などの濁り湯は、天然湯の花系の入浴剤で再現できる。ただし、使ってそのままにしておくと風呂釜や浴槽が傷む。 入浴後はすぐに湯を落として風呂を洗う、追い炊きは避けるなどの点を注意したい。

がん患者にとっての入浴剤

湯治の代わりとして入浴剤が役に立つのか?と言うと、なかなか難しいのかもしれない。しかし、天然温泉の効能はその温泉成分だけによる物ではないし、一般的な炭酸ガス系の入浴剤も、温浴効果が期待できる事は事実であり、十分に高温の入浴であれば、温泉療法 を自宅で味わうことも不可能ではない。

もちろん、湯治場へ行くのが良いのであろうが、経済的にも肉体的にも、そう簡単な事では無いから、自宅をお風呂を十分に活用する方法を考える事自体は悪い事では無いだろう。
リラックス効果を味わうという意味でも、温かいお風呂に浸かる効果はあるように思える。

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