男女それぞれで気をつけるべきがんは?

分かっているようで、なにか曖昧ながんに関する素朴な疑問を集めたコラムがあります。
生涯で2人に1人がかかると言われる「がん」。でも、知っているようで、知らない事、良くわからない事もたくさんあります。医療現場に精通したジャーナリストと専門家によるコラムです。

『がんにまつわる素朴な疑問』

男女それぞれで気をつけるべきがんは?

病気にかかった人の割合(罹患率)では、女性の第1位は、乳がんです。次に、大腸がんだそうです。男性の1位は、胃がん。2位は 肺がん です。
性別により、かかりやすい癌の種類も違います。

大腸がん

牛肉や豚肉などの赤肉やハム・ソーセージなど加工肉を多く食べる人のリスクが高いことが知られています。また、アルコールとも関係があると言われていますので、男女問わず焼肉とビールが大好きという人は気をつけたほうがいいかもしれません。

ただ、日本人はリスクが高まるほどの量の肉類を食べている人は多くありません。ですから、大腸がんを心配して肉類を控えるよりも、気になる人は大腸がん検診を受ける事が重要でしょう。

普段から、下血がある、便秘しやすいと言う方は意識的に、大腸がん検診を受ける事が勧められます。

胃がん

胃がんの原因となるヘリコバクター・ピロリは年齢が低いほど感染率が低く、今後は患者数も減っていくと予想されています。
ただ、胃がんの要因はヘリコバクター・ピロリだけでは無いので、普段から胃痛が強いひとや、もたれ感が強い方は定期的に検査を受ける事が望まれます。

肺がん

喫煙率が下がるとともに患者数は減っていくと予想されますが、死亡者数は多くなると予想されています。

近年では、受動喫煙によるリスクも高くなっています。定期的な検査は大切です。

前立腺がん

男性の前立腺がん 罹患率 も高くなっています。これは、血液検査で PSA(前立腺特異抗原)を調べる検診が普及したため、発見される人が増えたのです。

前立腺がんは進行が遅いことが多く、年齢が高いほど前立腺がんが見つかっても、それが死因にならないことがよくあります。見つかったとしても治療すべきかどうか、専門医とよく相談してから決めてください。